Blogブログ

  • TOP
  • ブログ
  • ー一棟マンション売却の相場の調べ方とは?初心者でもできる確認ポイントー

ー一棟マンション売却の相場の調べ方とは?初心者でもできる確認ポイントー

一棟マンション売却の相場を調べる前に知っておきたいこと

一棟マンション売却の相場を調べるときは、まず「相場は一つではない」という点を理解しておくことが大切です。同じエリアにある一棟マンションでも、築年数、構造、部屋数、入居状況、家賃収入、土地の広さ、管理状態によって売却価格は大きく変わります。そのため、インターネットで見つけた価格だけを見て「自分の物件もこのくらいで売れる」と判断するのは注意が必要です。

特に一棟マンションは、一般的な居住用マンションとは違い、投資用不動産として見られることが多いです。買主は「住みたいかどうか」よりも、「購入後に安定して収益を得られるか」を重視します。そのため、相場を調べる際には、物件価格だけでなく、利回りや年間家賃収入、空室率などもあわせて確認する必要があります。

相場を調べる前に整理しておきたい情報は次の通りです。

・所在地
・築年数
・構造
・戸数
・満室時の年間家賃収入
・現在の入居状況
・土地面積、建物面積
・修繕履歴
・管理費や固定資産税などの支出

これらの情報が整理されていると、似た条件の物件と比較しやすくなります。反対に、情報があいまいなまま相場を調べても、正確な判断がしにくくなります。一棟マンション売却の相場の調べ方では、まず自分の物件の特徴を把握することが第一歩です。

インターネットで売出中の物件を比較する方法

一棟マンション売却の相場を調べる方法として、最も手軽なのが不動産ポータルサイトで売出中の物件を確認することです。エリアや価格帯、築年数、構造などを絞り込むことで、自分の物件に近い一棟マンションがどのくらいの価格で売りに出されているかを確認できます。初心者でも取り組みやすく、相場感をつかむ入口として役立ちます。

ただし、ここで注意したいのは、ポータルサイトに掲載されている価格は「売出価格」であり、実際に成約した価格とは限らないという点です。売主の希望が強く反映されている場合もあり、相場より高めに設定されていることもあります。そのため、掲載価格だけを基準にするのではなく、複数の物件を比較しながら、おおまかな価格帯を見ることが大切です。

比較するときは、価格だけでなく次の項目も確認しましょう。

・駅からの距離
・築年数
・建物構造
・総戸数
・満室想定利回り
・現在の入居状況
・土地面積、建物面積
・修繕の有無

たとえば、同じ1億円の一棟マンションでも、駅徒歩5分で満室稼働している物件と、駅から遠く空室が多い物件では、買主からの評価は大きく異なります。価格だけで比較すると判断を誤りやすいため、「なぜその価格になっているのか」を考えながら見ることが重要です。

売出価格は参考情報として見る

売出価格は相場を知るうえで便利ですが、必ずしもその価格で売れるわけではありません。長期間掲載されている物件は、価格が相場より高い可能性もあります。掲載日や価格変更の有無も確認すると、より現実的な見方ができます。

利回りの違いも確認する

一棟マンションでは、価格と家賃収入のバランスが重要です。周辺物件の利回りを確認することで、買主がどの程度の収益性を求めているかを把握しやすくなります。価格だけでなく、収益面も一緒に見ることが相場調査のポイントです。

成約事例や公的情報を使って相場を確認する

売出中の物件だけでなく、実際に取引された成約事例を確認することも大切です。売出価格は売主の希望が含まれていますが、成約価格は実際に買主が購入した価格です。そのため、より現実に近い相場を知る手がかりになります。不動産会社に相談すると、一般には見られない成約事例をもとに説明してもらえる場合があります。

また、公的な情報を活用する方法もあります。土地の価格を確認する場合は、公示地価や路線価、固定資産税評価額などが参考になります。一棟マンションは建物の収益性が重視されますが、土地の価値も売却価格に影響するため、エリアの土地価格を把握しておくことは有効です。

相場確認に使える情報としては、次のようなものがあります。

・不動産会社が持つ成約事例
・国や自治体が公開している土地価格情報
・路線価
・固定資産税評価額
・周辺の賃貸募集状況
・近隣の空室率や賃貸需要

特に一棟マンションの場合、土地値だけで価格を決めるのではなく、収益還元の考え方も重要になります。年間家賃収入から利回りをもとに価格を計算する方法が使われるため、周辺の投資用物件がどの程度の利回りで取引されているかも確認しておきましょう。

公的情報は信頼性がありますが、建物の状態や入居状況までは反映されていません。そのため、公的な土地価格だけを見て売却相場を判断するのではなく、成約事例や収益性と組み合わせて考えることが大切です。複数の情報を照らし合わせることで、より現実的な売却価格をイメージしやすくなります。

不動産会社の査定を活用して相場を判断する

一棟マンション売却の相場をより正確に知りたい場合は、不動産会社の査定を活用するのがおすすめです。自分で相場を調べることも大切ですが、収益物件は専門的な判断が必要になるため、経験のある不動産会社に見てもらうことで、より具体的な価格がわかりやすくなります。

査定を依頼するときは、1社だけでなく複数社に相談することが大切です。会社によって得意なエリアや買主とのつながり、査定方法が異なるため、提示される価格に差が出ることがあります。ただし、最も高い査定額を出した会社が必ず良いとは限りません。重要なのは、その価格にどのような根拠があるかです。

査定時に確認したいポイントは次の通りです。

・査定価格の根拠
・比較した成約事例
・想定される買主層
・売却にかかる期間の目安
・価格交渉が入る可能性
・販売活動の進め方
・収益性の評価方法

根拠の説明があいまいな査定額は、売却活動を始めてから値下げが必要になることもあります。反対に、少し低く見える査定でも、成約事例や利回り、入居状況をもとに丁寧に説明されている場合は、現実的な価格である可能性があります。

一棟マンション売却の相場の調べ方で大切なのは、インターネットの情報、公的情報、成約事例、不動産会社の査定を組み合わせて判断することです。一つの情報だけに頼らず、複数の視点から確認することで、安すぎる売却や高すぎる売出価格を避けやすくなります。相場を正しく把握できれば、納得感のある売却計画を立てやすくなります。

2026.05.22